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  • 執筆者の写真耕司 大平

神の助けを求める!

2024年1月6日(土)  「神の助けを求める!」   LT(Loving Time)大平耕司

今日私に与えられた聖書のメッセージです。

マタイ5章4節『悲しむ人々は、幸いである、その人たちは慰められる』・・・イエス様が公生涯のはじめに悪魔から試みを受けられた時に、「人はパンだけで生きるものではない。神の口からでる一つ一つの言葉で生きる」(マタイ4:4)と言われました。イエス様は、私たちの人生のゴールは、アダムとエバ以来、人類の前から失われた天国への復帰であり、罪からの完全なる回復であることをはっきりと示されました。ですから、私たちの旅路は、回復への旅路です。その道しるべが聖書の御言葉です。神の口から直接語られた、大事な八つのステップを、この山上の説教の冒頭で語られました。まず、第一ステップが、「心の貧しい人々は、幸いである。天の国はその人たちのものである」(マタイ5:3)でした。つまり、自分が霊的に貧しい者であるということを知っている人は幸いであると言われたのです。霊的に貧しい者とは、誰一人完全ではないこと、そしてすべての人が回復を必要としているという事実です。神から離れたこの世界は不完全であり、私達はみな傷つき、問題を抱え、悪習慣などの罪に悩まされています。その罪の根底にあるのは、すべてを自分でコントロールしたいという欲求です。自分を、他人を、そして自分の置かれている状況をもコントロールしたいという欲求です。つまり、自分が神を演じているのです。すべてをコントロールしようとして、結局は疲れ果て、挫折して問題はますます大きくなります。そこで、第二ステップが重要になります。それが、冒頭の言葉です。「悲しむ人々は幸いである」。つまり、このどうしようもない罪が自分に宿っていることの無力さに悲しむ者は、幸いなのです。なぜならば、神の助けを求めるからです。この悪循環から抜け出すためには、まず、問題から逃避することをやめなければなりません。「いや、これはそんなに大した問題ではない。自分で何とかできる」とやせがまんしてみたり、「妻さえちゃんとしてくれたら、結婚生活はうまくいくのに」と自己弁護をして相手のせいにしてしまうことがあります。この「逃避」に対する解毒剤は、「痛み」です。私たちはめったなことがなければ、自分自身が変わることはありません。ですから、神は「痛み」を通して、人生を台無しにしてしまう問題から脱出できるように、私たちの背中を押してくださいます。まず、神は、病気や精神的なストレスや失業など危機的な状況を用いて、真の問題に正面から向き合えるように導かれます。あるいは、周りの人からのアドバイスや苦言により、「あなたのしていることは間違っているよ」とか、「大切なものを失いかけているよ。このままでは家族を、健康を、仕事を失うことになるよ」と愛と真実をもって言ってくれます。それを大事にすることです。神は私たちの注意を引きつけるために、人生の危機や周りの人のアドバイスや苦言を用いられます。それでも、問題に直面しないで「逃避」していると、最終的に大きな惨事をあなたに与えられます。肉体的、感情的、霊的、経済的、そして人間的に破綻して、どん底に突き落とされます。私たちが己の下した愚かな決断のゆえに受ける衝撃を余すところなく味わうままにされます。そして、自分で蒔いた種を刈り取り、人生における大惨事を経験することになります。神は痛みを用いられるのです。

 そこで、イエス様は、「福音」を語られました。「良い知らせ」です。それは、そのようなどうしようもない罪に陥った人類に対して、「私につながり、福音に頼れば、どうにもならないことが可能になるよ」と教えておられるのです。パウロはこのように言いました。「神に近づく者は、神が存在しておられること、また、神は御自分を求める者たちに報いてくださる方であることを、信じていなければならない」(ヘブライ11:6b)。つまり、イエス様は、第二ステップとして、次のことを私たちが宣言するように強く望んでおられるのです。

「神がおられること、神は私を愛してくださること、そして神は私を罪の状態から回復させて下さる力をあることを、私は心から信じます」。

さて、そのことを詳しく説明すると、次の三つの部分からなります。

まず、神の存在を認めることです。ほとんどの人が、神が存在することは認めています。それは、科学的な進歩が進むほど、そして宇宙の謎が明らかになればなるほど、すべては偶然の結果であると考えるのは、難しくなってきているからです。このはるかに緻密にできた動植物の体や働き、また私たちの身体のしくみや、天体や自然の営みなどを知るにつけて、到底、偶然の産物では説明がつきません。はるかに有能な存在が意図して創造したものだという結論を出す人のほうがまともなのです。偶然にこのすぐれたものが生まれたのであるとするならば、例えば、コンピューターをバラバラにして袋の中にいれて振ったとします。その後、袋から取り出したら完璧にもと通りのコンピューターになっていた、あるいははるかにそれ以上のものができたという確率になってしまうのです。それは誰が考えてもあり得ない話です。素晴らしい創造があるところには創造主がおられるのです。以前、ある科学誌の表紙にこのように書かれていました。「科学が神を発見した」と.

 大切なことは、神は今も生きておられ、私たちの人生に働いてくださり、私たちの人生を変えてくださるということです。問題は、「神は存在するのか、しないのか」ということではなく、「神とはどのようなお方なのか、そして私たちと関係のあるお方なのか?」ということです。だから次は、神のご性質を理解することが重要になってくるのです。そのために、神は今から2000年前に、この世界にイエス・キリストを遣わされました。人間の姿をとってこの地上に来られたイエス・キリストを通して神御自身を現わしてくださったのです。「御子(イエス・キリスト)は、見えない神の姿であり」(コロサイ1:15)とある通りです。聖書を開いてイエス・キリストについて調べ、その生涯を知れば、神についてとても多くのことが理解できます。その一つが、神は私やあなたの状況をすべてご存知であるということです。神は、私たちの抱えている悪習慣、心の傷、痛みをすべて御存知なのです。聖書にこのようにあります。「あなたは私の苦しみを御覧になり、私の魂の悩みを知ってくださいました」(詩篇31:8b)。それは、神は私たちのことを心から愛してくださっている証拠なのです。神は私たちの状況を心から心配してくださっています。聖書には、「私たちにとって神は父親のようなお方です。あわれみ深く、思いやりに満ちたお方なのです。というのは、神は私たちがちりから造られた存在にすぎないことをよくご存じだからです」(詩篇103:13,14英訳聖書)とあります。神は、私やあなたの最高の素晴らしい父親になりたいと願っておられるのです。「私はとこしえ(永遠)の愛をもってあなたを愛し、慈しみを注いだ」(エレミヤ31:3b)と私たちに語りかけておられます。神は私たちの状況をご存知なだけではなく、心から私たちのことを心配してくださっているのです。「キリストが私たちのために死んでくださったことにより、神は私たち対する愛を示されました」(ローマ5:8)。そして、神は私たちの状況を変えることができるお方なのです。聖書には、「人間にはできないことも、神にはできる」(ルカ18:27 )とあります。神に不可能なことは何一つありません。絶望的だと思える状況でも、神の視点からは異なって見えるのです。死んだような人間関係も回復させられます。過去の恐ろしい記憶からも解放されます。自分ではどうしようもない状況から回復を与えられるのです。神に信頼する者を、神は必ず助けてくださいます。現にこの私たちが変えられたのですから。そして、最後に大切なのが、神の助けを受入れることです。神の存在を信じるだけでは不十分です。その力につながる必要があります。神は、「あなたがたの内に働いて、御心のままに望ませ、行わせておられるのは神であるからです」(フィリピ2:13)と約束しておれます。電気ストーブでもトースターでもプラグをつなげて初めて使用できます。私たちも神ご自身にプラグを差し込むように造られているのです。それはどのようにすることでしょうか。神を信じて受け入れることです。単純に、「神さま、私の人生にはあなたの助けが必要です」と祈り、イエス様にすべてを明け渡して今年をスタートしましょう!

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